区民後見人の活動の一環として、法定後見の申し立てを希望する区民の方のために、申請手続きや書類の書き方についてのアドバイスをすることがあります。
この書類作成などは、弁護士や司法書士に依頼することはできますが、それなりの報酬金額がかかります。区民後見人は(行政書士もですが)、業務としての書類作成はできませんので、あくまでご本人が作成するのをサポートすることになります。
この作業がけっこう面倒なんですね。何度かやってみると慣れてくるのですが、申し立てをするご本人はほとんどの場合初めてですので、どこに何を書いていいのか戸惑うことが多いと思います。
で、私が言いたいのは、なんでこんなに面倒なんだろう、ということではありません。
裁判所のホームページでは、申し立て書類と一緒に記載例や提出書類のチェックシートなどがダウンロードできるようになっていて、その内容もまあまあわかりやすくて意外と親切なんです。
私の勝手な印象では、お役人の仕事(失礼!)は簡単なことでも複雑にしている傾向があると思っていたので、この親切さは驚きでした。
そういえばわかりづらさには定評があったe-Taxのサイトも、ここ1,2年で随分使いやすくなってきましたし、ちょっとずつ生活者視点という意識になってきたのでしょうか。だとしたら大変いいことですよね。