専門家に頼む効果

年金申請の結果が思うようにならなかった場合でも、次の手段があることはわかりました。ただし、そういったことを家族だけで行うのは正直大変です。専門家の方にお願いした場合、受給できる確率は上がりますか。

A・確実に受給できるわけではありませんが、説得力のある書類を作成してもらえます

年金申請の結果が思うようにいかなかった場合の対策を、家族だけで行うのはなかなか厳しいものがあるかもしれません。

そこで、障害年金に詳しい社会保険労務士(社労士)に助けてもらうのも検討してほしいことの一つです。より正確に本人の状態を診断書に反映してもらったり、障害年金を申請して思うような結果が出なかった場合にもう一回審査してもらったりする際などに、心強い味方です。かかりつけ医に働きかける場合なども力になってくれますし、障害年金に詳しい医師の情報を持っていたりもします。

ただし、当然ですが依頼する場合にはそれなりのお金もかかります。たとえば審査請求を社労士に頼んだとしても、実際に判断が変わるのは1割程度、さらにもう一度申し立てる再審査請求でも1割程度といわれています。お金は払ったけど結局ダメだったとなると、よりダメージも大きいですよね。社労士の中には無料で相談を受けてくれる人も多いようなので、まずはそういった場を活用してみてもいいかもしれません。

ある社労士に聞いたところ、以前はどんな判断基準かはっきりしていなかったのが、ガイドラインができたおかげで、それに合わせた申請書などを準備しやすくなり、より理論立てた説得力のあるものを出せるようになったというプラスの面もあるとのことでした。ご参考にしてみてください。