きょうだいが3人いて、ひとりが重度の知的障害者です。
土地が少しあるのですが、この相続はどのようにしたらよいでしょうか。
A.重度の障害者に不動産はおすすめできません
重度の障害者の場合、もし土地なり家屋なりを相続したとしても、自分で管理するのは難しいと思われます。
将来成年後見人等が就任すると、たとえば後見人が使わない財産だとして不動産を処分しようとしても、家庭裁判所に確認をとったりなど面倒な手続きが必要になる場合があり、結局はそのまま塩漬けになってしまう、という恐れもあります。
障害者にはできるだけ現金で財産を残してやり、親なきあとに支援者側が本人のために使いやすくするのが得策だと思います。