こちらの法人の課題もいろいろあるようですが、
後見業務の担い手の不足が大きいようです。
後見等の数は自然体で増えている中で、
担当者によっては多い人で10件、しかも月1回は最低会っているので、
物理的にかなり多忙です。
被後見人も、ご本人のタイプによって、知的ならではの難しさもあり、
月1回ではすまないことも多く、
そうなるとほぼ毎日後見業務で外出するような状況ですね。
現在後見業務を担当する人を養成する講座を、年に1回行っていて、
30人から40人受講しているとのこと。
そのうち、登録まで行くのは半分くらい、全員受任するところまではいかない。
意思決定支援という、PACの理念を理解してくれないとなかなかできないということです。
正直、保佐、補助より、何でもできる後見のほうが受任する側はラクですからね。
市の委託事業も行い、
後見案件も多いので、
法人としては安定して回っている印象です。
ニーズに応えられる担い手をいかに確保するかが大きいテーマだなと感じました。